ITパスポート試験(IP)

ITパスポート試験とは、初級シスアドに変わるレベル1の試験として創設された。職業人が共通に備えるべき情報技術の基礎知識を測るための新試験。試験は四肢択一100問、試験時間は165分(1問あたり1分30秒程度)1000点満点(合格基準は満点の60%以上)で行われます。
また、現時点では年2回(春期・秋期)で行われますが、2011年11月から、CBT方式に衣替えしました。 全国47都道府県の101会場において、受験者は年間を通じて都合の良い日時・会場を選択して受験できるようになり、受験申込から試験結果の確認までが迅速になり(最短で試験日の前日まで申込み可能、受験後にその場で試験結果が確認可能)、さらに受験がしやすくなりました。

ITパスポート試験(IP)の就職・仕事内容や平均給与など

就職・転職
情報技術に関する基礎的な知識のため、この資格だけで就職は厳しい。取得することによって資格手当てが出る企業もあります。

仕事内容
利用する情報機器及びシステムを把握し、担当業務における問題の把握及び必要な解決、情報の収集及び活用、上位者の指導の下、業務の分析やシステム化の支援を行います。

資格試験概要

受験資格

制限なし

試験内容

●ストラテジ系(1)
1. 企業と法務
①経営・組織論、②OR・IE、③会計・財務、④知的財産権、⑤セキュリティ関連法規、⑥労働関連・取引関連法規、⑦その他の法律ガイドライン・技術者論理、⑧標準化関連
2. 経営戦略
①経営戦略手法、②マーケティング、③ビジネス戦略と目標・評価、④経営管理システム、⑤技術開発戦略の立案、⑥技術開発計画、⑦ビジネスシステム、⑧エンジニアリングシステム、⑨e-ビジネス、⑩民生機器、⑪産業機器
3. システム戦略
①情報システム戦略、②業務プロセス、③ソリューションビジネス、④システム化計画、⑤要件定義、⑥調達計画・実施
●マネジメント系(1)
4. 開発技術
①システム開発技術、②開発プロセス・手法
5. プロジェクトマネジメント
①プロジェクトマネジメント
6. サービスマネジメント
①サービスマネジメント、②サービスサポート、③ファシリティマネジメント、④システム監査、⑤内部統制
●テクノロジ系(1)
7. 基礎理論
①離散数学、②応用数学、③情報に関する理論、④データ構造、⑤アルゴリズム、⑥プログラミング・プログラム言語、⑦その他の言語
8. コンピュータシステム
①プロセッサ、②メモリ、③入出力デバイス、④システムの構成、⑤システムの評価指標、⑥オペレーティングシステム、⑦ファイルシステム、⑧開発ツール、⑨オープンソースソフトウェア、⑩ハードウェア
9. 技術要素
①ヒューマンインターフェース技術、②インターフェース設計、③マルチメディア技術、④マルチメディア応用、⑤データベース方式、⑥データベース設計、⑦データ操作、⑧トランザクション処理、⑨ネットワーク方式、⑩通信プロトコル、⑪ネットワーク応用、⑫情報セキュリティ、⑬情報セキュリティ管理、⑭情報セキュリティ対策・セキュリティ実装技術

受験申込・問合せ先

独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター 03-5978-7600