不動産鑑定士・鑑定士補

不動産鑑定士とは、公認会計士試験と並んで3大国家試験の一つ。
余り一般的には聞かないが相続税路線価評価、固定資産税評価、公示価格、基準地価格の評価など、評価として一般生活に密接な関連性が高い資格です。

不動産鑑定士・鑑定士補の就職・仕事内容や平均給与など

不動産鑑定事務所が大半ですが信託銀行などの金融機関、不動産会社、建設・土木会社などもあります。
不動産鑑定士の約7割が不動産の取引が活発な大都市圏で活躍しています。

仕事内容
定期的な鑑定評価として、国や都道府県が行う地価公示や地価調査、相続税・固定資産税の評価。その他個人や法人が不動産を売買、賃貸借等する場合に客観的な適正価格が知りたい場合やコンサルティングをしてほしい場合にこれらを鑑定したりアドバイスしたりする仕事なども行ないます。

平均給与
不動産鑑定士の平均年収は629万円〜650万円程度と言われています。

資格試験概要

受験資格

制限なし

試験内容

●短答式試験(マークシート)
1.不動産に関する行政法規
 ①土地基本法など、②都市緑地法など
2.不動産の鑑定に関する理論
 ①不動産鑑定評価基準及び不動産鑑定評価基準運用上の留意事項 (総合点において満点の7割を基準として合格となります。また、各試験科目ごとに一定の得点が必要になります。)
●論文式試験
1.民法
①民法典第1編から第3編を中心に、第4編及び第5編並びに次の特別法を含む。
借地借家法、建物の区分所有等に関する法律
2.経済学
①ミクロ及びマクロの経済理論と政策論
3.会計学
①財務会計論(企業の財務諸表の作成及び理解に必要な会計理論、関係法令及び会計諸規則を含む。)
4.不動産の鑑定に関する理論
①不動産鑑定評価基準及び不動産鑑定評価基準運用上の留意事項
(総合点において満点の6割を基準として合格となります。また、各試験科目ごとに一定の得点が必要になります。)

受験申込・問合せ先

各都道府県主管課又は、国土交通省土地・建設産業局企画課(資格係) 03-5253-8378